大井町にあるキャッツ・シアターは、まさに「CATS」のためだけに建設された劇場。隣にある四季劇場・夏は、様々な演目を上演する劇場で、2020年12月に娘とライオンキングを観に行きました。この二つの劇場が残念ながら再開発により、2021年にクローズするということで、最後のチャンスに観ていなかった「CATS」を鑑賞することに。
劇場の席配置
「CATS」は1981 年にロンドンで初演されてから、言わずと知れた大人気のロングランミュージカルですが、こちらのキャッツ・シアターは世界に類を見ない専用シアターなのだそう。客席は一階席のみのアリーナ状で、中央に位置する舞台をどの角度からでもしっかり観ることができます。実際、私たちは休校日ということに気づいたのが遅くて、ギリギリでチケットを取ったので後ろから3列目中央寄りのS席でしたが、舞台を一望することができてとても見やすかったです。本来であれば前から4列目までがSS席、前奏に合わせて180度回転する作りとなっていて、真横の桟橋にもキャストが進んでくる臨場感溢れる席です。コロナ禍で、一部演出が変更になっていてSS席はクローズ、通路を猫たちが縦横無尽に走り回ることはなかったのですが、それでも迫力は抜群でした。回数を重ねた人には、逆に端の方の席でも、猫たちの細かい演技が見られていいかもと感じました。
すごいゴミ
キャッツ・シアターは満月の夜の都会のゴミ捨て場をそのまま表現しています。見所は、ご当地ゴミ!東京にちなんで、読売ジャイアンツ風のユニフォームやキャップ、日テレの「そらジロー」や品川観光大使の「シナモン」のゴミを発見しました。猫目線の舞台美術なので、実際の大きさの3倍だそうで、劇場内に足を踏み入れるとその世界観に圧倒されます。一つだけ後悔があるとすると、四葉のクローバーが隠されているらしく、美術さんが定期的に位置を変えているのだとか。帰宅してからそのことを他の方のブログで知り、探したかった…と娘と二人で膝を打ちました。次回への課題だわ。
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