1931年に荒廃していたサドラーズ・ウェルズ劇場が再建され、劇場の敷地内にヴィック・ウェルズ・バレエ団とヴィック・ウェルズ・バレエ学校が設立されました。このビック・ウェルズ・バレエが現在のロイヤル・バレエ団およびバーミンガム・ロイヤル・バレエ団、そしてロイヤル・バレエ学校の前身となりました。第二次世界大戦が始まり1940年にはサドラーズ・ウェルズ劇場も閉鎖せざるを得なくなってしまい、劇場を持たずにイギリス国内各地を巡業することになりました。終戦後は、サドラーズ・ウェルズ劇場に戻りましたが、1946年にロイヤル・オペラ・ハウス付きのバレエ団として招聘されました。この移転に伴い、サドラーズ・ウェルズ劇場のでバレエを上演するロイヤル・バレエ団の姉妹バレエ団として、サドラーズ・ウェルズ劇場バレエ団が設立されました。これが現在のバーミンガム・ロイヤル・バレエ団の原型となります。1956年には、ロイヤルを冠することを赦され、サドラーズ・ウェルズ・ロイヤル・バレエ団となりました。1990年には、バーミンガム・ヒポドローム劇場の常設バレエ団として招聘されたため移転し、現在のバーミンガム・ロイヤル・バレエ団となりました。