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2021-08-31

【アメリカ高校留学あれこれ】VISA取得編

少しバレエからは脱線して、息子がアメリカのハイスクールに長期留学することになったので、備忘録として書き残しておこうと思います。バレエを頑張っている方の中にも、スカラシップを獲得して海外に留学されることもありますよね。国が違えば制度や申請手順も違うとは思いますが、何かの参考になれば幸いです。

高校アメリカ留学United States of America Visa Document Concept
VISAがないことにはアメリカ留学は叶いません

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契約が完了して次にすべきことは?

【アメリカ高校留学あれこれ】契約編

膨大な契約の書類に全て目を通し、質問があればやり取りしたり、いらない項目を省いてもらったりと、なかなかに骨が折れる契約作業をやっとコンプリートしたら一安心…ではないのです。

契約完了と、その学年の学費を全て振り込み完了すると、学校からI-20という正式に入学を許可する書類が送られてきます。ここからの手続きが最も大切と言っても過言ではないと思います。

ちなみに振り込みですが、息子の学校では一括か、2分割かを選べましたが、アメリカへの送金も手間だし、分割の方が少し割高なのでうちは一括での振り込みをしました。

学校から正式にI-20が届いたら

息子の学校からは、以下の4種類の書類が正式なレターと共に届きました。

・I-20

・SEVIS receipt

・How to get your student VISA

・Travel and entering the USA

I-20とは?

Student and Exchange Visitor Program (SEVP)認定校がV I SA申請者がフルタイムで就学することを承認したことを証明する書類です。これは、アメリカに滞在する際もパスポートと一緒に必ず携帯していなければならないものなので、絶対に無くさないようにしましょう。

SEVISとは?

学生・交流訪問者情報システム(SEVIS)は、インターネットベースのシステムで、F、M、およびJビザの学生交流訪問者(およびその家族)が最初に書類(I- 20またはDS- 2019)を受け取ってから卒業/プログラム終了/または学校を辞めるまでを管理するシステムです。アメリカ国内では、留学生はこうして把握されているのですね。I -20を使ってF1-V I SAを申請する場合、SEVIS費用は350ドルです。(2021年8月現在)

息子の学校は、申請を学校自体がやってくれたのでSEVIS receiptということだったのですが、自分が申請する場合もあるので、気をつけてください。アメリカ入国の際にも必要です。

自分で準備が必要な書類もたくさんある

D S -160

これらの学校から送られてくる資料を元に、VISAの申請書であるD S -160という電子書類を入力していきます。ここに間違いがあると、申請が受理されない場合があるので、丁寧に入力してください。結構面倒だなと思った項目は、今までの米国渡航履歴で、息子のパスポートを振り返って、それぞれいつ入国して、いつ出国したかをエクセルに起こして確認しました。あとは、犯罪歴がないかやテロ関連の国と関係がないかなど、細かくチェックを入れていく作業となります。なかなかに時間がかかりますが、途中でセーブできるので、とにかく慎重に記載しました。

アメリカ大使館で面接のアポイント

全ての入力が終わったら、アポイントを取ります。これは、また別のアカウントが必要なので、結構ややこしいポイントだと思います。なんと、私このプロセスで大失態を犯しました!なんと息子のパスポートナンバーをタイプミスするという単純ミス!!しかしながらパスポートナンバーって最も大切な身元証明番号…他の情報は、自分で変更できるのに、一度登録してしまったパスポートナンバーは、自分では修正できないんです…皆様はお気をつけください。私は、メールで修正申告をした上に、2回も大使館に電話して修正をお願いしました。O Kとは言われたものの、電話口で、V I SAを承認するかどうかは担当者の決定だから、確証はないと言われ、V I S Aが降りるまでは気が気ではありませんでした…アホすぎる。

この他にも、面接日当日には、戸籍謄本の英訳、経済的なバックグラウンドを示すために夫の源泉徴収の英訳、学校への支払いが澄んだ証明書、学校の契約書等、色々持っていきました。どの書類が有効で、どの書類が読まれていないのかは、基準が明らかになっていないので分かりませんが、とりあえず出せるものは出しておいた方がいいだろうという気持ちでした。(これはあくまでも留学初心者親の考えかもしれません。高校留学の場合は、行き先がちゃんとしているのであれば、違法に就労したりする可能性も低いので、VI SA面接に落ちることはないと励まされたりもしました。)

そんなこんなで迎えたV I SA面接、ここで大事件!

何度も書類を確認し、アメリカ大使館に向かう途中。一本の電話が。03で始まる電話番号に一縷の不安を抱きながら出たところ、不安的中。

「アメリカが本日、バイデン大統領により休日に指定されたので大使館も閉めます。面接日を取り直してください。」

いや、待て。Mr.バイデンよ。前日に祝日指定するってことある?そんで翌日、大使館の人全員休みって本当?と、頭の中はハテナマークでいっぱいに。

「は、はい…」と返事するので精一杯。とりあえず電話を切って、すでに別の用事で近くにいた息子に電話し、帰宅するように伝えました。

しょうがないから、そのまま一番近く取れる面接日を取り直して抜け殻になっていたところに、午前11時ごろまた一本の電話。

「大使館です。お困りの人も多いと思ってやはり面接を実施することにしました。面接を取り直している場合も大丈夫なので、そのまま元の予約のお時間にお越しください。」

って、天から降りる蜘蛛の糸かと思いました。しかしながら面接時間は13時!急げ!

また慌てて、アメリカ大使館に向かい直しましたが、変更した人が多かったのか、普段はものすごく待つという面接がガラガラで、息子を含め3名しかいませんでした。ほぼ待ち時間ゼロで、結果オーライです。

面接時間の30分前にセキュリティを通って、アメリカ大使館へ。当たり前ですが、息子のパスポートは持っていっていましたが、私はパスポートを持ってきておらず、身分証明書は免許証のみ…大使館って外国よね、と思い、私もパスポートを持ってきた方が良かったのではないかとヒヤヒヤしましたが付き添い人として無事セキュリティは通れました。

当日の流れはは、受付でのパスポートとDS -160、面接予約のコピーの提出を済ませます。その後、大使館内のVISAプロセスで、持ってきた書類提出と、面接の2ラインに順番に並ぶという仕組みでした。大使館に入ることはできるけど、親は付き添うことはできないので、遠くから見ていましたが、書類に不備はなさそうなところでホッと一息。面接ではオロオロしている様子が見受けられましたが、一瞬で終了。一緒のタイミングだった女子高生と拍子抜けですね…的な会話をしていお互いの検討を祈り帰路につきました。

持っていった書類は、パスポートも含め、読まれているかどうかに関わらず全てその場で受理されました。パスポート郵送の料金を払って手続きしていたので、その後1-2週間でVISAを貼ったパスポートが送られてくるとのことでしたが、提出した書類も全て送り返されてきました。受け取って、本当に安堵した瞬間でした。ふー。

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