・ディヴェルティスマン(divertissement:仏)
フランス語で「余興」の意。物語の途中で挟み込まれる一連の踊りのこと。物語の筋とは直接関係なく、多くは祝宴の余興の位置付けで踊られます。代表的なものでは、「くるみ割り人形」のアラビアや中国、葦笛の踊りや、「眠れる森の美女」のブルーバードや赤ずきんなどがあります。
・ディヴェロッぺ(développé:仏)
フランス語で「発展した」の意。5番ポジションから同客はシュル・ル・ク・ドゥ・ピエを通って、軸足のすね、ふくらはぎを通りながらルティレの形になり、そこから前・横・後ろへアチチュードの形を通って、脚を伸ばします。
・デフィレ(défilé:仏)
フランス語で「行進」の意。バレエ団の開幕や閉幕、またはプリンシパルの引退公演などの機会に行われる恒例行事。舞台奥から階級順に団員たちが客席に向かって進み出て、最後にレヴェランスをします。最も有名なのは、パリ・オペラ座バレエ団のデフィレで、バレエ学校の最小学年から最後はエトワールまでが次々と出てきます。
・デリエール(derrière:仏)
フランス語で「後ろ」の意。脚を体の後ろに出す、または後ろ側に脚がある状態を指します。反対は、前を指す「ドゥバン」。