・クッペ(variation:仏)
フランス語で「切られた」の意。ク・ドゥ・ピエ(足首)の位置につま先を伸ばしてつけるパで、動きのつなぎによく使われます。
・ク・ドゥ・ピエ(cou-de-pied:仏)
フランス語で「足首」の意。
・クラシック・チュチュ
主に女性ダンサーが身につける衣装の呼称です。バレエの歴史上、最初は丈の長いロマンティック・チュチュが主流でしたが、テクニックの向上により丈は徐々に短くなっていきました。ウエストから、円形に真っ直ぐに張り出したチュールが重なってできています。ほぼ真っ直ぐのものもあれば、少しふんわりしているものもあります。
・グラン・パ・ド・シャ(grand pas de chat:仏)
パ・ド・シャを大きなジャンプに発展させたパ。片脚プリエで踏み切ってジャンプしながら、もう片方の足を前方をでヴェロッペで押し出し、頂点で両脚を伸ばします。
・グラン・パ・ド・ドゥ(Grand Pas de Deux:仏)
古典の全幕作品のクライマックスには必ずと言ってもいいほど登場する、主役の男女の踊りの1~5の全てのパートを指します。
1.アントレ(入場)2.パ・ド・ドゥ(ふたりの踊り/アダージオ)3.ヴァリエーション(男性一人の踊り)4.ヴァリエーション(女性一人の踊り)5.コーダ(ふたりの踊り)
主役が踊る難易度も高く、美しい踊りです。
・グランド・ピルエット・ア・ラ・スゴンド(grande pirouetteà la seconde:仏)
主に男性が踊るパで、回転の大技のひとつです。片脚を90度の角度でア・ラ・スゴンド(真横)に上げ、脚を上げた状態で軸となる脚をプリエした力で回ります。軸脚はプリエ、ルルヴェの繰り返しですが、ダンサーによっては一度のルルヴェで三回転できる人も。
・グリッサード(glissade:仏)
フランス語で「滑る」の意。単体のパというよりは、移行する時のつなぎで使われます。片脚はプリエで、もう片脚を前・横・後ろいずれかに伸ばし、滑るように少し跳んで、伸ばした脚にプリエして着地します。移動する際には、両脚を伸びるようにしてください。
・クロワゼ(croisé:仏)
体の方向を示す言葉。客席に向かって斜めに立ち、正面から見たときに軸脚と動かす脚がクロスした形になります。